こんにちは、MIWAKOです。
群馬にはサファリパークや草津温泉など、様々な有名観光地が多数存在しますが、それ故に各観光地の旅行客争奪戦が続いている地域としても知られています。
しかし、経営不振で閉店したり閉鎖されたりする観光地もでてくるので、この記事ではそんな中惜しくも閉鎖されてしまったかぶらウォーターランドを紹介しています。
全国的な知名度は無いとはいえ、SNSなどを中心に積極的なプロモーションをしていたのに、なぜか閉鎖されてしまったので、その詳しい理由もご覧いただきましょう。
かぶらウォーターランド閉鎖理由や経緯について!
子どもの頃よく父が連れてきてくれたプール、本日最終日です。
大人になってからも何度かお世話になって、ウォーターランドからのスタミナ大麦麺のコースは最高だった。
長い間お疲れ様でした。ありがとう。#かぶらウォーターランド pic.twitter.com/DlQYypXzSk— 玲★倖田/TDR/MAY’S (@kodagumi_rei) September 3, 2017
かぶらウォーターランドは、老朽化した施設と少子化による利用者減少の影響で平成29年に閉鎖しています。
かぶらウォーターランドができたのは平成7年なので、22年も運営が続いていたことになります。
実は近年レジャープールの閉鎖数が激増しており、立地的には有利な東京都内でも昭和記念公園のレインボープール、荒川こどもプールなどが閉鎖されています。
この大きな原因となっているのが、レジャーの多様化です。
近年ではインドアの趣味を嗜む人も激増し、もはや同じアウトドアのレジャー施設だけをライバル視するだけでは生き残れなくなっています。
また、アウトドアレジャー施設の中では最近ナイトプール人気が際立っており、群馬県のホテルもナイトプールをアピールして売上アップに成功しています。
ここまでナイトプールが人気になったのは、インスタグラムの影響も大きいのでしょう。
ライトアップされたプールと夜景は、映えを狙った女性客の需要を存分に満たすことができます。
対してかぶらウォーターランドは、そういった流行についていけているとは言えず、少子化の影響もあって閉鎖されてしまいました。
ちなみにかぶらウォーターランドのある群馬県の出生率は年々下降の一途を辿っており、令和4年にはついに6パーセントを切ってしまいました。
しかし、平成27年度の群馬県の観光客数の推移は既に上昇傾向にあったので、少子化の影響だけで閉鎖されたわけではないでしょう。
経営戦略を変更できていれば、今頃かぶらウォーターランドは人気レジャー施設として有名になっていたかもしれません。
かぶらウォーターランドの跡地は何ができるの?
かぶらウォーターランドは、2024年現在更地の状態です。
ただし、群馬県ではかぶらウォーターランド跡地の利用方法について県民にアンケートを取っていました。
そのため、近々具体的な再利用方法が提案されるものと思われます。
しかし、群馬県ではここ数年マグニチュード6前後の地震が数年おきに発生しており、災害対策が急務となっているようです。
特に2019年の台風で発生した鏑川の氾濫は、場所がかぶらウォーターランドの近くだったため、防波堤やその他災害関係対策施設にしたほうが良いのではという意見もあったようです。
新しくレジャー施設を建設しても、災害に巻き込まれては意味がないので、より群馬県旅行が安全にできる計画を提案してほしいですね。
かぶらウォーターランドの場所はどこ?
かぶらウォーターランドは、群馬県甘楽郡甘楽町大字福島852-1にありました。
この場所は、群馬サファリパークやこんにゃくパークなどの大人気レジャー施設が付近にある場所で、夏場しか利用できないかぶらウォーターランドは中々人気爆発とまではいきませんでした。
そして一番かぶらウォーターランドがお客を取られてしまった原因であろう施設が、桐生市新里温水プール カリビアンビーチです。
2019年には累計来場者数が450万人を突破した超大型屋内温水プールで、その広さは関東最大級と言われています。
流れるプールや波のプールのバリエーションも、かぶらウォーターランドとは比較にならないくらい多いところが魅力的です。
そんな桐生市新里温水プール カリビアンビーチですが、近年経営に陰りが見えてきているようで、利用料金の改定を行っています。
さらに、過去には経営陣が交代したこともあるので、近年の大型プールの経営はかなり難しいのでしょう。
それでも2月を除き通年営業している大型プールなので、かぶらウォーターランドほど経営が行き詰まっているわけではなさそうです。
かぶらウォーターランドの現在の画像は?
かぶらウォーターランドの跡地は、2024年現在更地になっていますが、その写真は公開されていません。
その代わりに群馬県議会の公式サイトにてかぶらウォーターランドが更地になったときの写真が掲載されていたので、それをご紹介しましょう。
引用:群馬県議会
写真は災害担当調査チームが作業をしているところで、川の上流含め凡そ800メートル近くある河川敷の地質調査などを行っていたようです。
地質によっては川の氾濫が起きやすくなるため、周辺住民の影響も考えた建設プランにしてほしいですね。
まとめ
かぶらウォーターランドは、経営不振と少子化の影響で閉業してしまいました。
特に経営不振は深刻で、周辺には様々なライバルのレジャー施設ができた上に、インドア趣味の人口急増などもかぶらウォーターランドの売上に著しく影響を与えていました。
跡地は2024年現在更地ですが、災害対策の施設を建設する予定とのことなので、完成すれば今後もっと群馬県旅行が安全にできるようになるかもしれませんね。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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