こんにちは、MIWAKOです♪
さて、時代は令和になり、徐々に過去に流行った観光地などの人気が薄れ、閉鎖に追い込まれてしまう事態が多発しています。
特に地方の観光地の閉鎖状況は深刻で、中でも茨城県の砂沼サンビーチの閉鎖は、時代の影響を多分に受けた観光地と言えます。
そこで、この記事では砂沼サンビーチの現在と跡地の利用方針について紹介していきます。
なお 紹介している情報は茨城県が発表している内容を元にしています。
砂沼サンビーチの跡地や現在は?
【砂沼サンビーチ廃止 市長表明】https://t.co/2BSbR2OyD5
茨城県下妻市の「砂沼サンビーチ」について、市長が施設を取り壊し、更地にする方針を明らかに。開業から40年で700万人近い来場者があるなどレジャースポットとして親しまれてきた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 8, 2018
砂沼サンビーチは、昭和54年から平成30年まで運営されていたレジャー施設ですが、2024年現在民間企業に施設の管理を委託しています。
管理している企業や団体は以下の通りで、これらの団体はしもつま・まちづくり公社として活動しています。
- 総合建物サービス㈱
- ドリームガーデン㈱
- 大島電気㈱
- 社会福祉法人やはた福祉会
- ㈱あおば
- ㈱井上フード
- 塚田建材株式会社
はしもつま・まちづくり公社は、令和2年に施設全体の実態調査を行っています。
その結果、屋内と屋外に設置されたプールの利用者数の減少率が最も多いことが分かっており、プールの再利用は厳しいとの見方が強いです。
しかも、近隣にはとしまえんや東京サマーランドがあるため、それらの有名レジャーランドから利用者を取り合えるほどの施設を建設しなければならないので、あまり現実的ではないという結論もでています。
また、屋外プールは天候によって収益が左右されるため、もっと安定した収益を獲得できる施設を建設したほうがいいのではとの見方もあります。
特にもし砂沼サンビーチのプールが再稼働したとして、出店希望をするかとのアンケートに対して、1社も出店希望が無かったことがプール廃止の大きな要因になったようです。
砂沼サンビーチの解体工事はいつからいつまで
砂沼サンビーチは一度解体工事計画が立案されましたが、担当事業者が辞退するなどの影響で、2024年現在も解体の見通しは経っていません。
しかし、現在Recampという企業との打合せが進んでいると2022年に発表されています。
市や県との協定の確認作業をしているとの情報も発表されているので、それらの調整が済み次第解体工事が実行されることでしょう。
砂沼サンビーチの閉鎖理由や経緯について
本日は
砂沼サンビーチ視察に同行🙌 pic.twitter.com/5ZZg322Spy— ドラゴンラーメン(Dragon Noodles)公式 (@dragon_noodles) October 25, 2023
砂沼サンビーチ閉鎖の主な理由は、経営不振です。
全盛期では年間30万人近くを動員できるほどの人気レジャー施設でしたが、利用者減少に歯止めが掛からず、最終的に年間10万人をやっと動員できる程度の人気になってしまいます。
その上長年の経営で施設の老朽化が進み、それらを修繕できるほどの予算も捻出できなかったため、平成31年3月にプールを含めた施設の廃止計画が施行されました。
仮にもし全盛期の利用者数を維持できてたとしても、今の時代で大人880円と子供400円の利用料金では、健全な経営状態になるとは考えにくいです。
特にプールの維持費用は高く、25メートルプールを年中綺麗な水にした場合、年間1000万円近くかかります。
ただの25メートルプールでこれだけの予算がかかるのに、砂沼サンビーチは運営当初10個以上のプールが併設されていたため、その維持費用は莫大なものになっていたことが容易に想像できます。
以上の要因から経営状態は常に赤字かぎりぎり黒字ラインだったことが予想されるため、閉鎖されてしまったのではないかと予想できます。
砂沼サンビーチの今後について
ほぅ 砂沼サンビーチの跡地はキャンプ場か
山とか海とか無いけど、どれだけ集客できるか期待したいところ
— IBK44 (@IBK44) March 25, 2021
砂沼サンビーチ跡地は、今後地域経済に還元できるような観光地になることが求められています。
しかし、名物になるような観光地にするのは非常に難しいと思われます。
大きな要因となっているのは、砂沼サンビーチがこれから計画しようとしている観光地は、既に茨城県内にあったり近隣の町に既にあるからです。
例えばプールを建設する場合、既に茨城県内にいこいの村涸沼わんぱくプールやホテルレイクサイドつくば屋外プールがあるため、それらの人気プールと競争を繰り広げることになります。
また、東京にはとしまえんやサマーランドなどがあるため、知名度的にも不利でしょう。
そしてレジャーランドですが、シルバニアパークを始めとした人気レジャー施設が既に多くの観光客を獲得しています。
そんな中ノーブランドのレジャー施設を建設したところで、観光客はこないでしょう。
これらの要因から砂沼サンビーチ跡地に建設されるのは、キャンプ場建設の可能性が濃厚だと思われます。
理由は砂沼サンビーチ跡地の魅力をアンケートで聞いた結果、綺麗な自然が魅力と答える人が多かったからです。
利便性のあるキャンプ場を設置できれば、恐らく多くの観光客を獲得できるので、砂沼サンビーチの今後に期待したいところです。
まとめ
さて今回は砂沼サンビーチについて紹介してきました。
改めて、砂沼サンビーチの跡地利用は、アンケートの実施である程度の方向性は決まっているものの、地域経済などにポジティブな効果をもたらすような具体的な計画は立案されていません。
しかし、過去には年間30万人もの観光客を誘致できた優良な立地であることには変わりないので、これから綿密な計画を練ることで再度人気観光地になる可能性を秘めています。
特にはしもつま・まちづくり公社結成の影響は大きく、2024年現在も跡地利用のための調整や話し合いの場が設けられているようです。
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