こんにちは、MIWAKOです♪
さて、日本の経済バブルの時期には、様々な会社が設立されましたが、設立時期によってはあっという間にバブルが弾けて、そのまま不況スパイラルに陥ってしまった会社もあります。
特に株式会社ニッチはその代表例で、バブルが弾ける前に創業し長期間経営していたものの、ついに2023年廃業が発表されました。
しかし、廃業理由や経緯については公開されている情報も少なく、知らない人も多いかと思うので、この時期ではそれら隠された情報を紹介しています。
なお、掲載している情報は株式会社ニッチの評判などから考察しているものがある点をご理解いただきますようお願いします。
株式会社ニッチ東大阪廃業理由や経緯について
株式会社ニッチが廃業した理由は、後継者が存在しなかったからです。
株式会社ニッチの社長は結婚していたものの、親族は別の会社で働いている上に、継ぐつもりはないと公言していました。
そのため、70歳を超える社長はこれ以上社長業務を続けることはできないとして、廃業を決めたそうです。
実は株式会社ニッチのように1980年代に創業した会社の跡継ぎ問題は深刻で、例え業績が良かったとしても、跡継ぎがいないことが理由で廃業に追い込まれてしまう事例が多発しています。
特に2023年から2024年は廃業数が過去最高記録を更新しているとの情報もあり、株式会社ニッチだけの問題ではなさそうです。
仮に跡継ぎがいたとしても、跡継ぎには多大な税金がかかるため、身内に後継者の立候補がいても容易に後を継げない問題があります。
ちなみに株式会社ニッチの資本金は2億円なので、仮に会社の遺産が資本金である2億円あったとしたら、税金で5000万近くの相続税が必要です。
しかしそんなわけはなく、株式会社ニッチには工業製品の売上もあるので、後継者は翌年に多額の所得税と相続税を払うことが求められてきます。
また、平成25年から相続税の基礎控除が低くなったので、税金が5%高くなり45%になりました。
つまり2億円相続したとしたら、9000万もの相続税がかかることになります。
それほどの高額納税のリスクを負ってまで企業を後継する人は、不況の現代において存在しないでしょう。
以上の問題をクリアしたとしても、まだ株式会社ニッチのような工業系企業独特の問題があります。
それは専門技術の継承問題で、会社オリジナルの技術があれば、それを継承しておく時間と労力が必要です。
特に工業系は専門的な技術で商品を作りそれを販売しているため、継承していないと社長になったとしても、商品の良さがわからないため、プロモーション活動ができません。
加えて社長業には、新しいビジネスを模索したり資金を調達したりなどの仕事もあるので、誰でも継げるわけではありません。
したがって、本来ならば会社を継ぐには3年から5年くらい前から準備しておく必要があり、ギリギリまで後継者が決まらなかった株式会社ニッチは、廃業せざるを得なかったのでしょう。
株式会社ニッチ東大阪の跡地について
株式会社ニッチ東大阪の跡地は現在解体作業が行われ、既に更地になっています。
跡地の利用方法については公式に発表されていないので、分かっていませんが、東大阪では現在再開発計画が進行しているので、その計画に株式会社ニッチ東大阪跡地の利用方法が考慮されているものと思われます。
ちなみに2025年の東大阪では、以下のようなお店がオープンしています。
- イオンスタイル東大阪
- はま寿司東大阪六万寺店
- ゆず庵東大阪荒本店
また、2026年以降も5階建ての商業施設が建設予定だったり、100戸近くの大型マンションの建設がいくつも計画されたりしています。
したがって、株式会社ニッチ東大阪の跡地もこれらの計画に負けないような利用方法が検討されるものと思われます。
株式会社ニッチ東大阪の評判は
株式会社ニッチの評判は、あまり良くないです。
というのも社長が事前に廃業を発表していたとはいえ、やはり仕事が無くなることに不安を覚えていた従業員が多かったらしく、もうちょっと何とかできなかったのかと怒りを覚えている人もいたようです。
ただし、従業員が今後も仕事を失わないように配慮していた事実はあるようで、一部は別の会社に転職したものと思われます。
ですが、株式会社ニッチはあまり競合相手のいない仕事だった影響もあり、再雇用の保証は万全とまではいかなかったようです。
株式会社ニッチ東大阪の社長の現在は
株式会社ニッチ東大阪の社長の現在の活動はインターネット上で公開されていません。
しかし、株式会社ニッチ東大阪の廃業時には既に70歳を超えていた上に、廃業理由が高齢で社長業をこなすことができなくなってきたからと言われていたので、隠居生活をしているものと思われます。
なお、社長業を引退した70歳以上の方の多くは、仕事の相談役に回る事例が多いので、お子さんたちの仕事の相談に乗っているのかもしれません。
いずれにしても、1980年代から操業してきたので、あとはゆっくり余生を楽しんでほしいですね。
まとめ
さてここまでご覧いただきありがとうございます。
今回は株式会社ニッチ東大阪の廃業理由など紹介してきました。
改めて、株式会社ニッチ東大阪は、社長が高齢な上に後継者ができなかったために廃業しています。
株式会社ニッチ東大阪ほどの大企業ともなると、後継しただけでも多額の相続税や運営していくことで発生する所得税がかかるため、家族がいるとはいえ容易に継ぐと言うことはできません。
しかも平成25年から相続税の基礎控除が改正されているため、株式会社ニッチ東大阪を継ぐにはより多くの相続税を払う必要がありました。
その支払いができるような親族がいなかったために、株式会社ニッチ東大阪は廃業しています。


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